他人と比較して落ちこんでしまう時の対処法
こんにちは!ジェイです。
今日は朝からYouTubeでスタジオしまづさんの配信のアーカイブを拝見して、共感したことがたくさんあったので、日記にしておきます。
しまづさんの紹介
「Unity オンラインサロン」とググれば一番上にスタジオしまづと出てくるくらい有名な方です!
Unityの掲げる「ゲーム制作の民主化」に大きく貢献した人で私もとても尊敬してます。
https://twitter.com/simanezumi1989
Unityゲームスタジオ スタジオしまづ - YouTube
サロン
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公式
周りの人と比較して自分はダメだなと感じてしまう
さっそく本題ですが、今回YouTubeのしまづさんのラジオ放送を聞いてすごく共感したあるある話が【しまラジ】1/9 ツイッターはすごい人が多くて「自分なんて。。。」と思ってしまう話です。
みなさんもよくありませんか?
私自身ありすぎて、自分の行動に影響が出てまったく成果が出せない日々を送っていたくらいです。
ただし、これについて最近は多少は改善できてきたので、まずはその経緯について話していきます。
タイピングをはじめたきっかけ
私は子供の頃からタイピングをやっていました。
小学校に入る前くらいにブラインドタッチを覚えて、父親がモータージャーナリストだったので、原稿から記事を入力する仕事をよく手伝っていました。
その頃はまだwindowsはなくて、PCも一般家庭にまったく普及してなくて、ワープロを使っていた時代でした。
私がかな入力でタイピングしてるのは、ローマ字を覚える前にキーボードに触っていたので、母親もかな入力していてそのまま教わったので、自然とかな入力を覚えていました。
中学になるとパソコンの授業があって、クラスでブラインドタッチができるのは自分くらいだったし、早打ちの競争をしても負けることはなかったです。
その後、ゲーム制作の専門学校でも自分よりタイピングに早い人に出会った記憶はありません。
比較と成長
競技タイピングとの出会い
それから数十年後、インターネットが発達してSNSなどで気軽に個人の情報が手に入るようになりました。
自分もツイッターを使うようになって、ゲーム制作やタイピングなどの様々な情報を得られるようになったので、周りの人たちの取り組みを参考にしたり、時には励ましあいながらも少しずつ進んでいきました。
ここで私は成長する喜びをみんなで共感するとすごく幸せになれるとても大事な体験を知りました。
しかし、それと同時に他人より記録がでなかったり、成長が遅かったりして悩むようになることも増えました。
ウサギとカメの話の本質的な違い
今回のしまラジでしまづさんが「ウサギとカメ」の話をしていました。
ウサギはカメのことを見ていて途中休んだりしていたが、カメはゴールを見ていて自分にできることを1つ1つやっていった。
その視点の違いが、カメが勝利にたどりついた要因なんだという話。
元の話はウメハラさんがしていたもので、その動画は私も見ました。
しまづさんがしたこの話を聞いたときにまさに自分のことじゃん!と心の中で叫んでいました。
比較すると本来の目的を見失ってしまう
最初はタイピングの練習をすると、キーボードが自分の手足のように動かせるような感覚になっていくのがすごく好きで練習してました。
その感覚が強くなればなるほど、キーボードに触るのが好きになっていき、自然とパソコンを触る時間が長くなっていきました。
タイピングをすればするほど一体感が強くなっていき、一体感が強くなればなるほどキーボードとパソコンが好きになっていきました。そしたら、タイピングが早くなるという好循環だったのです。
好きなものを触りたいから触る触っていると自然と成長しているといった感じでした。
今思うとこの状態が一番自分にとっての自然な努力の仕方だったと思います。
ところが、ツイッターを始めると自分よりもタイピングが早い人が山のようにいて、他人と比較するようになってから、自己嫌悪が始まってタイピングが苦しいものになりました。これはゲーム制作も同じでした。
楽しかったことが辛く苦しくなる理由
私はタイピングが好きだし、勝手に自分は早いだろうなと思い込んでいました。
現に普通の人よりかは圧倒的に早いし、タイパー以外とWTで対戦しても負けるはなかったです。
しかし、いざ本格的なインターネットでの大会に出てみると結果は以下のような惨敗するばかりの日々でした。
Warriors of Typing -冬の陣-
— ジェイ@ゲーム制作Unity UnrealEngine (@JY20160816) 2020年3月15日
のんちゃんに1302kpmを出されてフルボッコにされる回
早すぎて笑ってしまった pic.twitter.com/zw6d9AFewX
1302kpmというと1分間で1302回キーボードを叩く速度です。
こんな化け物みたいなタイピング速度を叩き出す人たちがツイッターにはうじゃうじゃいるんですよ。
自分が今までやってきたことなんて「井の中の蛙」だというのを嫌というほど思い知らされました。
しょせん本当の強さや才能をもった人たちには、自分は勝てないし自分のやってたことなんて滑稽だと思いすごく落ち込みました。
そして、自分も少しでも勝てるように練習を増やしたり、効率の良い練習方法を学んだりして頑張らないとと思って、「心地よい努力の範疇」を超えて無理して練習するようになりました。
気づいたら、最初楽しくて始めたはずのタイピングがいつのまにか苦しくて辛いものになっていました。
このことからも、しまづさんがラジオで言ってた通り、「視点の違い」が決定的な差になって表れていたのだと思います。
本来の目的を忘れないために
これと同じことはゲーム制作でもよく起きていて、ツイッターでは日々すごい作品のリツイートなどが目に入ってしまいます。
そして、タイピングと同じような経過を辿って他人と比較が始まって、負のループに陥ることになります。
これに対する自分なりの対策を紹介します。
期待値を上げすぎない
人生がうまくいかない理由は現実と期待のギャップにあると思う
— ジェイ@ゲーム制作Unity UnrealEngine (@JY20160816) 2023年11月6日
人は現実が期待以下の時に「うまくいかない」と思い
現実が期待以上の時に「うまくいった」と思う
現実を向上させるよりも期待をコントロールする方が再現性が高い
なので期待という心をコントロールできると人生がうまくいくと思う
現実と期待のギャップで悩みも発生します。
つまり期待値を下げておけば、何かが起こった時もそんなもんだろうなと思うくらいでそんなにダメージを受けて、これからやるべきことに影響が加わることも少ないです。
具体的に期待値を下げる方法
ダメなものを見るです。これってネガティブなイメージが付きまとうけど実際かなり有効で、ひろゆきの天下一無職会などを見てどうしようもない人を見るのと嫉妬心が落ち着いたり、こんな人でも生きていけるんだと勇気をもらえる一面もあります。
実は世の中には天才は1%しかおらず99%の人は凡人だと知る
一流のものを作ろうとするから手が止まるのよ。そうではなく「二流でいい。脇役でいい。B級グルメでいい」というメンタルでやる。質より量のスタンスでやる。すると1%の天才には勝てなくとも、残り99%の凡人に勝てる。一流なんか目指すな
— クロネコ屋@ブログ×SNSマーケティング (@NINJAkusokuso) 2023年12月7日
ツイッターやSNSを見てるとすごい人達ばかりに見えるけど、全体から見てみるとそんなにすごい人たちばかりで世の中が構成されてるわけではないです。
その事を少しでも意識できた時に、自分はこれでいいんだと肯定できて気持ちが楽になりました。
同じ土俵の人を見ない
とはいえ、比較するのは需要を調べたり、マーケティングの視点でも必要になることは多いです。
しかし、いくら必要とはいえ、自分の本来の行動を妨げる要因になってしまうくらいなら見ない方がマシです。
ではどうしましょう?
人間は自分に近い属性を持ってる人に嫉妬する
まずは、比較して落ち込んでしまう対象について考えてみましょう。
あなたはどんな人を見たら比較して嫉妬してしまいますか?
前提として、人間は自分に近い属性などを持ってる人と比較すると落ち込むという原理があります。
例えば、あなたがウサインボルトよりも足が速くないということで落ち込んだり悩んだりしますか?
もし、あなたが陸上オリンピックで金メダルを目指しているような人ならば、嫉妬するかもしれませんが、ほとんどの人はそれで嫉妬することはないはずです。
私の場合でいうと、インディーゲーム制作者やタイパー達になります。
つまり、属性の近くない人を見ても嫉妬しないということでもあります。
これで見るべき情報がしぼれますね!
そして、私がやった嫉妬対策は
・嫉妬の対象になりそうなインディーゲーム制作者とタイピングの早い人はミュートする
たったこれだけのことですが、「期待値を上げすぎない」と「世の中のほとんどは凡人」というのを合わせてやった結果、私自身かなり効果がある方法だと実感してます。そして、この3つの教訓を生かして淡々と練習し続けました。
改善した結果
去年の10月にもう数年間ずっと更新できなかったはずのエタイの自己ベストを更新できました。
うぉおおおおおお!!!!
— ジェイ@ゲーム制作Unity UnrealEngine (@JY20160816) 2023年10月23日
エタイ自己ベスト更新きたぁぁああ!!!!
数年ぶりの更新に手が震えてる pic.twitter.com/eqp96M4ZNm
そして、今年に入ってもすぐ更新できました。あの数年間のスランプ状態がまるで嘘みたい。
今年1発目のエタイ自己ベスト更新きたぁぁああああ!!めちゃうれしい(^^♪ pic.twitter.com/3yYuoSAMGJ
— ジェイ@ゲーム制作Unity UnrealEngine (@JY20160816) 2024年1月8日
さらにWTも更新でダブル更新達成できました。
エタイに続いてWTワード4も更新できた!
— ジェイ@ゲーム制作Unity UnrealEngine (@JY20160816) 2024年1月8日
ダブル更新達成✌️ pic.twitter.com/sb2ZoqkuTa
更にこの夜にはツイートはしなかったけど、また更新できたという長いことタイピングしてるけどこんなのは初めてでした。
他人でなく目標だけを見て進んだ結果だと思います。
競争よりコミュニティへの貢献
これもしまづさんがしまラジで言ってたとても共感する部分でした。
しまづさんはUnityについて学んだことを人に伝えるということでコミュニティに貢献しています。
では、私にはどんなコミュニティにどんな貢献ができるか?と考えた時に前にブログ記事にしたインディーゲーム展覧会を開催するという構想が湧きました。
ゲームのおもしろさの本質を追求するためのインディーゲーム展覧会を開催したい話 - ジェイのブログ
これなら、インディーゲームをプレイする人だけでなくインディーゲーム開発する人も対象にできると思ったからです。
しまづさんが仰った通り、現在インディーゲーム開発は競争が激しいので、競争よりもコミュティの貢献に意識するのは、とても大事だと感じてます。
競争ばかりすると衰退する
まさに今の日本がその状態ですが、失われた30年といわれ経済成長しない国になってます。
これについては、今回のテーマから外れるのでおもしろい動画を紹介して結論だけいうことにとどめます。
結論は、競争は個人の分配の権利を争っているだけで、集団として豊かになるためのリソースを増やしてるわけではないからです。(むしろ個人が努力するほど社会は衰退する)
「競争によって豊かになる」は勘違い!努力するからこそ社会が衰退していく理由 - YouTube
みんなが努力すればするほど、貧しくなるというのはなんとも言えない気分になりますよね。
まとめ
今回はしまラジを聞いて、比較との付き合い方や対処法などを紹介してきました。
他人を見るのか目標を見るのか?でかなり違う結果になるというのも実感した人もいると思います。
私自身長い期間辛い状況からようやく出てきて、何とか目標も決まって少しずつ歩いていく最中なので、答えはこうだ!といい切れない部分もたくさんあります。
特にゲーム制作では、タイピングの時のようなキーボードと一体感を味わえるような幸せをまだ経験してないので、そこの体験が仲間とできるようにしたいと思ってます。
それとまだ少し先ですが、私のインディーゲーム展覧会の応援してもいいよって人がいたら、読んでいただけると嬉しいです。
それでは、ここまで読んでくれたみなさんありがとうございました!